法律の留保の原則 | 行政法

 法律の留保とは、行政のどうような活動が法律の根拠を必要とするかを定める学説のこと。4つの学説を覚えておく。

権力留保説

 公権力の行使にあたる施策に関しては、法律の根拠を必要とする。国民の権利を侵害する施策、または国民に利益を与える施策であるかを問わない。

侵害留保

 国民の権利を侵害するような施策に関しては、法律の根拠を必要とする。

本質留保説

 国民の基本的人権に関わるような施策に関しては、法律の根拠を必要とする。

全部留保説

 行政の活動にはすべて法律の根拠を必要とする。