裁判員裁判 | 刑事訴訟法

 裁判員裁判とは、裁判員を加えて行う裁判のことです。

人数

 裁判官3人裁判員6人。ただし、公判前整理手続きで、公訴事実に争いがないと認められる場合は、裁判官1人裁判員4人とできる。

通常の裁判官の合議体での裁判

 裁判員が参加しづらい状況がある場合は、通常の裁判官の合議対で行う決定をすることもできます。被告人が申し立てることはできません。

裁判官と裁判員の役割分担

双方の合議体で行うもの
  • 事実の認定
  • 法令の適用
  • 刑の量定
裁判官の合議体で行うもの
  • 法令の解釈に関わる判断
  • 訴訟手続きに関わる判断

評議

 評議において,その判断は,構成裁判官及び裁判員の双方の意見を含む合議体の員数の過半数の意見によります。つまり、少なくとも裁判官1人の有罪判決、裁判員一人の有罪判決が必要で、かつ合議体の過半数が必要です。